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根菅治療の治療中断の危険性

根管治療(歯の根の治療)はむし歯などの影響によって細菌に汚染されて根管(神経があった管)を消毒し薬で封鎖する処置のことを指します。神経は、歯に栄養を与えてくれる大切な役割を持っています。そのため、神経をとると栄養が届かず、枯れ木のようにもろくなってしまいます。

根っこの治療は一度の処置では完治することができません。人それぞれとなってしまいますが、長くて2~4か月かかることもあります。痛みや違和感など、根っこの状態次第で治療期間が異なりますが薬の効果が大体1週間となっているので、週に1回ずつ治療を進めて薬の交換をしていく必要があります。そのため、この治療を途中で中断してしまうと、再び根管に細菌が入ってしまい悪化します。放置しておくと根の周囲や根の先端に膿ができ、むし歯が根の方まで侵入し最悪の場合に歯を抜かないといけなくなってしまいます。根っこの先に膿が溜まった状態で長期間放置すると、治りも悪く病気の再発率も上がってしまいます。

仮歯の治療中断の危険性

むし歯などで歯を削った後は詰め物や被せ物を作るために歯の型取りをすることがあります。できた詰め物や被せ物はとても精密なもので歯との隙間ができないように作られています。できるまでの約2週間に仮歯で対応しており、見た目も機能も回復するため、そのまま治療を中断している方もいると思います。

しかし、仮歯はあくまでも一時的な使用が目的です。
また、プラスチック製の樹脂でできているため時間の経過とともにすり減りやすく、材質的に長期間の使用に耐えることができません。
そのため歯が倒れたり、隣の歯や咬み合う歯が移動してしまいます。改めて治療再開する際には移動した量だけスペースを作る必要があるため、自分の歯を再び削らないといけません。その影響で歯の神経近くまで削っていた歯に関しては、神経を取り除かないといけなくなってしまいます。よって、根気強く継続して治療に専念する必要があります。

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