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〈 保険適用の被せ物CAD/CAM冠の特長について 〉

保険適用の被せ物といえば銀歯を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、近年ではCAD/CAM冠(キャドキャムカン)という被せ物が保険で使用できるようになっています。 CAD/CAM冠とは、コンピューターで歯を設計し、設計データをもとに歯を削って製作する被せ物です。 以前は保険適用外の被せ物でしたが、診療報酬改定を重ね徐々に適用範囲は広がり、前歯から第一大臼歯までが条件はあるものの適用範囲となりました。歯科用レジン(樹脂)にセラミックの粉末を混ぜて作ったブロックを削り出して作る歯科用補綴物で、白い素材の被せ物です。銀歯よりも目立ちにくく、金属を使用していないので金属アレルギーの心配もありません。ただし、治療する歯によっては条件を満たさなければならないこともあり、必ずしも適用か可能というわけではありません。
CAD/CAM冠はほとんどの歯(前歯から第一大臼歯)に保険適用で入れることができますが、一部の歯は条件付きとなります。無条件のCAD/CAM冠が入れられるのは、 上下の前歯(中切歯、側切歯、犬歯)小臼歯(第一、第二小臼歯)です。条件を満たせば第一大臼歯(※1)も可能となります。 また、金属アレルギーの方は第二大臼歯も適応可能となりますが、皮膚科等での診断が必要となります。 ※1 第2大臼歯が上下4本とも残っており、且つ左右とも咬合支持(安定的な咬み合わせであること)があり、食いしばり等の咬合圧がかからない歯等の条件があります。
◎メリット
1、歯に似た白色なので、銀歯に比べて見た目がよい。
 2、金属を使用しない為、金属アレルギーが起こりにくい。
 3、料金は保険適用外セラミックに比べ、保険適用なので安価でできる。
 4、天然の歯の硬さに近いため、かみに合う歯にダメージを与えにくい。
 ◎デメリット
1材料に使われているプラスチックは硬めのタイプではありますが、使っているうちに磨耗が生じます。その為歯ぎしりや食いしばりが強い方には向きません。
 2、CAD/CAM冠は銀歯のかぶせ物に比べてはずれやすい面もあります。
3、審美的にもセラミックほど色のバリエーションがなく、最初は艶があってもだんだんと表面が劣化し、艶がなくなっていきます。
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